【最低限これだけは!】蓄電池の選び方・5つの基準

【最低限これだけは!】蓄電池の選び方・5つの基準

みなさんこんにちは!ミライトスマイナビです。

住宅用蓄電池はメーカー・機種もそうですが、ニーズに合わせた様々な種類があります。
前回の記事「3分で理解できる!蓄電池のメリット・デメリット」のデメリットでもあったように価格が高いので、慎重に選別をしなければなりません。

今回はどのような違いがあるのか紹介いたします。機種選別の参考にしていただければ幸いです。

押し上げ効果の有無(太陽光発電を既に設置されている方)

押し上げ効果なし

一般に押し上げ効果なしを「シングル発電」とも呼びます。
深夜の電気料金単価の安い時間帯を利用し、蓄電池に電気を蓄えます。日中の使用電力は太陽光で作った電気でまかないますが、早朝や夕方から夜にかけて太陽光が力を発揮できない時間帯は、蓄電池に蓄えた電気を放電します。

押し上げ効果なしのメリットは、太陽光発電の売電単価が変わらないことです。

押し上げ効果あり

一般に「ダブル発電」とも呼ばれます。

深夜の電気料金単価の安い時間帯を利用し、蓄電池に電気を蓄えることまでは押し上げ効果なしと同様ですが、日中の使用電力は蓄電池に蓄えた電気を優先で使用します。

そうすることによって太陽光の売電量が増えるようになりますが、押し上げ効果ありの場合売電単価は下がります
売電量が必然的に増えるので太陽光発電のシステム容量が少ないケースや、日中電気を使う頻度が高いご家庭はメリットがあります。

どちらがいいの?

FIT終了が理由で蓄電池を導入される方は、「売電目的ではなく自家消費で備える」方が多いと思います。その場合は押し上げ効果無しを選択しましょう。

メーカーによっては押し上げ効果なしのみ、またはありのみの機種しか販売していない場合がありますのでご注意ください。

特定負荷タイプ/全負荷タイプ/スタンドアロンタイプ

住宅用蓄電池はご家庭の分電盤の接続の仕方よって「特定負荷タイプ」と「全負荷タイプ」に分けることができます。
またコンセントにつないで充電する「スタンドアロンタイプ」もございます。

特定負荷タイプ

特定負荷タイプは停電時に分電盤の中から選択したお部屋等に電気を供給します。

停電した時にはリビングは必ず電気をつけておきたい、冷蔵庫は動かしておきたい等、ご希望にあわせた電気の供給を選択することができますが、200Vの機器への電気の供給が出来る機種は少ないです。購入前には停電時にどの家電への供給が大切がしっかり見極めることが大切です。

全負荷タイプ

全負荷タイプは停電時にご家庭の全ての部屋に電気を供給します。200V対応しているメーカー・機種もあるので大容量のエアコンやIH等も使用できます。
家全体の電気をまかないとお考えの場合はこちらがお薦めです。

ただその性能がゆえ、特定負荷タイプよりも価格は高めになっています。

スタンドアロンタイプ

スタンドアロンタイプは分電盤には接続せずに屋内のコンセントで充電をし、停電時には本体に設けてあるコンセントから電気を供給します。

容量の少ない機種が多いですが、この3タイプの中では価格帯は安いですし、小型のものが多いです。
本体にキャスターがついていて移動ができるものもあり、店舗のレジやオフィスのノートPCなどの電源確保などにも使われています。

蓄電容量・停電時の出力容量

住宅用蓄電池の性能を比べる際、本体内部にどれほどの電気が充電できるか、蓄電容量が重要になります。

容量が大きければ大きいほど大量の電気を充電できて、災害時に長い時間使用することができます。 ただ注意しなければならない点があります。実際に使用可能な電気の容量は、パンフレットやカタログに掲載されている容量よりも少ないということです。これはどういうことでしょうか?

一般的な蓄電池は目一杯充電したり、空っぽになるまで放電したりできないように本体内部でコントロールされています。これは蓄電池自体が過充電や過放電をすると性能を維持できなくなる為です。パンフレットやカタログにかかれている蓄電池の定格容量に着目するだけでなく、実際に使用できる容量(実効容量と書かれていることが多いです)も必ず検討材料にしてください。

また停電時にどのくらいの家電や照明などの電気機器を使えるのか、停電時の出力容量も大事な検討材料の一つです。

パンフレットやカタログにはどの家電を何時間使えるか(冷蔵庫が○時間、エアコンが○時間等)記載されています。
これは蓄電池の容量が大きければ大きいほど長時間使用できます。また満充電までどのくらい時間がかかるのかにも着目すると良いでしょう。

サイクル回数・メーカー保証

蓄電池のデメリットでもお伝えした通り、蓄電池のサイクル回数(充放電を繰り返す回数の耐久性)には寿命があります。

ずっと使っていきたいものですからここも重要になります。またメーカーの保証内容もご確認ください。「蓄電池の可能充電容量が○%以下になった場合~」などの保証内容が多く見られます。最近ではインターネットに接続してメーカーの見守りサービスを受けられる機種も増えてきました。

 

本体の大きさ

住宅用蓄電池は屋外設置用と屋内設置用があります。屋外設置の場合メーカー・機種にもよりますが、本体がおよそ幅約800mm、奥行き約500mm、高さ約1,000mmぐらいになります。設置する工事の作業スペースも必要になりますので、設置場所にはある程度の広さが必要です。

本体に直射日光が当たる場合はメーカー保証が適用されないケースが多いので注意が必要です。また熱がこもりやすい場所や高温多湿な場所も同様で、このような場所に設置してしまうと蓄電池本体の故障に繋がります。

屋内設置用はキャスターで場所を移動できるようになっている機種もありますが、ある程度の重さがありますので、家具の配置等も含めて生活スタイルの邪魔にならない置き場所の考慮が必要です。

注意点

続いて、蓄電池を購入する際、間違えやすいポイントや知っておきたいポイントをご紹介いたします。

無停電電源装置ではない

住宅用蓄電池は「無停電電源装置」ではありません。停電時蓄電池から電気が供給されるまで多少のタイムラグがあります。
メーカー・機種によって異なりますが、停電が解消されて商用電源に復旧する際も切り替える為のタイムラグが発生します。

蓄電池が設置されているとはいえ、全く停電しないわけではございませんので、ご注意ください。

塩害地域仕様がある

屋外設置を検討されていて海岸線の近く(2km以内)にお住まいの方は、検討している蓄電池が塩害仕様なのかも注目してください。メーカーによって基準が違いますが、本体の保証に関わってくることなのでこちらも併せてご確認ください。塩害地域専用の機種を販売しているメーカーもあります。いざ蓄電池導入を検討されたときは一番に確認してほしいところではございます。(機器選定後に設置不可とならないために)

作動音・運転音が発生する

実はご存知ない方も多いですが、蓄電池は充放電する際に作動音・運転音が発生します。どのくらいの音かというとメーカー・機種にもよって異なりますが、およそ30db(デジベル)~40dbくらいです。これは一般の会話のやりとり程度の音とされています。屋外設置の機種であれば恐らく問題はないと思われますが、屋内設置をご検討されている場合はどのくらいの音がするかご確認いただいた方が良いでしょう。

蓄電池のメンテナンスは必要?

「選び方」というお題と少し逸れてしまいますが、長きにわたり使用していきたい蓄電池ですから、当然メンテナンスのことも気になるところです。

基本的には住宅用蓄電池はメンテナンスが必要ないといえますが、蓄電池本体に吸気・排気の為のフィルターが付いている場合は、定期的な清掃が必要になります。

また吸気口・排気口がふさがってしまうと、蓄電池本体が停止したり故障の原因になったりします。屋外設置の場合は極力蓄電池本体の周りに物などは置かない方が良いでしょう。また積雪が多い地域は雪でふさがってしまわないよう、ご注意ください。

メーカー・機種によってはインターネットに接続すると、メーカーの見守りサービスを受けることができるものもあります。そういったサービスのある機種を選べば、何か不具合などが発生してもメーカーから直接連絡があるため安心です。

蓄電池本体をきれいにしたい場合は、必ず水で濡らし固く絞った布で清掃してください。シンナーなどを使うと、本体が変形する恐れがあります。また乾いた布を使用すると静電気が発生する場合があります。これは避けた方が良いでしょう。

また異音や異臭、モニター表示機・リモコン等にいつもと違う表示やエラーが出た場合は、すぐに蓄電池を停止し、すぐにメーカーや販売店に相談してください。

その蓄電池は自治体や国の補助金が利用できるか?

お住まいの自治体などで住宅用蓄電池の設置を支援する補助金が出ている場合があります。

対象金額・対象条件などはそれぞれ違いますので、チェックしておくとよいでしょう。お問い合わせいただければどのような製品がお客様のお住まいで補助金対象になるのかお調べいたします。

中には事前に申請しておかないと補助金の対象にならないケースもあります。対象金額も大事ですが、対象条件は必ずご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?一言に蓄電池と言っても機能やスペックに違いがあることがわかったと思います。

もし、どのような蓄電池を選べば良いか分からないという方、お電話、メールどちらでもお気軽にお問い合わせください。

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