こんにちは。ミライトスマイナビです。
みなさん、突然ですが、エコキュートのお手入れってされていますか?
毎日当たり前のように使用しているエコキュートですが、しっかりとメンテナンスをすることでより長くご使用いただけます。
故障してしまうと何十万円と費用が発生してしまうものですので、1年でも長く使えるとありがたいですね。
メンテンナスといっても方法は簡単です。こちらの記事は5分もあれば読み終わります。
しっかりとお使いのエコキュートをお手入れし、気持ちよく使っていきましょう。
基本的にエコキュートの構造やメンテンナス方法はどのメーカーもほとんど変わりません。
ただし、念の為ご説明書も合わせて確認し、作業を行いましょう。
循環口アダプターの洗浄
日常的に行ってください。
追い焚き等のふろ機能を正常に動作させるためにお手入れをしましょう。
お手入れといってもむずかしいことはございません。循環口アダプターは回すとカバーが外れますので、日常的に外して歯ブラシ等で網目についた汚れを落としてください。
汚れがひどい場合は中性洗剤な布に含ませてご使用ください。なおお使いの循環口の種類によってはカバーが取り外せないものもございます。
一般的な下記のようなシルバーのタイプは表面カバーを取り外せますので、ご確認くださいませ。
ふろ配管の洗浄
日常的に行ってください。
フルオートタイプのエコキュート、電気温水器には「配管自動洗浄」という機能が備わっていることが多いです。
こちらは日常的に毎日実施いただく自動タイプの洗浄と、半年程度に1回、専用の洗浄剤を使用して行う手動タイプの洗浄がございます。
専用の洗浄剤は薬局で「ジャパ」をお買い求めくださいませ。
逃し弁の点検
年に2〜3回ほど行ってください。
逃し弁が正常に動作するか確認をいたします。
後に紹介するタンクの点検のときに一緒に行えると良いですね。
逃し弁はタンクの前方、上部の小窓の中にございます。
少し高い位置にあることが多いため、お気をつけください。
逃し弁を起こすと排水口から水(熱湯)が勢いよく流れます。やけどに注意しましょう。
逃し弁を戻したときにしっかりと排水が止まるかご確認ください。もし止まらない場合は販売店かメーカーに相談しましょう。
タンクの点検[重要]
年に2〜3回ほどは行ってください。
タンクの下部には汚れが溜まってしまうとご存知でしたでしょうか。
そのため、年に2〜3回程度は少しお湯を抜いて溜まった汚れを出してあげましょう。
汚れが溜まってしまうと配管の中に汚れが移動してしまったり、内部の重要な部分に汚れが溜まり故障につながってしまいます。
この点検では脚部カバーを取り外す必要がございます。
薄い金属板ですので、指を切らないよう、取り外す際は軍手をご使用ください。
①タンク前方の小窓の中の漏電遮断器を「OFF」にします。
②給水用の止水栓を閉じます。
③逃し弁のレバーを起こします。
④排水栓を開きます。
⑤1〜2分程度のそのままにし、お湯を排水します。
⑥排水栓を閉じた後に、給水用の止水栓を開きます。
⑦排水ホースから水(お湯)が連続的に出るまで待ちます。
※空気混じりのお湯ではないこと
⑧逃し弁を戻します。
⑨漏電遮断器を「ON」にします。
給水ストレーナーの点検
日常的に、気づいたときに確認ください。
給水ストレーナーとは、エコキュートのタンクに水道管から給水するときに、ゴミ等がタンクに入り込まないようにするためのフィルターのような部品です。
このフィルターが非常に小さな部品になっており、詰まってしまったりするとお湯の出が悪くなってしまったり、お湯はりの時間が長くなってしまったりします。
ゴミ等が原因でサビてしまったストレーナーを見たことがございます。
サビが大きくなり、穴が空いてしまっては、タンクの中に大きなゴミが入ってしまい故障に繋がりかねません。
日常的にストレーナーはチェックしてあげると良いですね。
給水ストレーナーは給水配管のタンク側の接続部分についていることがほとんどです。
場所がわからない、外し方がわからない場合は取り扱い説明書を確認しましょう。
取扱説明書を紛失してしまった場合
10年以上前の機種であってもメーカーのホームページから簡単にダンロードすることができきます。万が一古すぎて説明書がダウンロードできない場合でもお電話で問い合わせをすることでメールやFAXで送ってもらうことも可能です。
当店では日常的にたくさんの方からエコキュートのご依頼をいただいており、お客様が現在使用している10〜15年前の電気温水器やエコキュートの仕様書・説明書を毎日のように探しておりますが、手に入らなかったことはございません。
漏電遮断器の点検
年に2〜3回ほど行ってください。
漏電遮断器が正常に動くか確認をいたします。
こちらの頻度は年に2〜3回ですので、タンクの点検のときに一緒に確認すると良いですね。
①タンク前方の小窓の中の漏電遮断器を「OFF」にします。
②手動でレバーを「入」→「切」→「入」と動作することをご確認ください。
③「テスト」ボタンを押し、電源レバーが「切」になることを確認します。
④最後に電源レバーを「入」にし、小窓を閉めて終了です。
貯湯タンクの水拭き
日常的に行ってください。
汚れが目立つ場合は固く絞った布で拭いてください。
外装や脚部カバーには角が尖った部分や薄い金属の部品がございますので指を切らないよう十分にご注意ください。
最後に
いかがでしたでしょうか。なかなか忘れずに実施することは難しいですが、せっかく購入されたエコキュートでございますので、ぜひ正しいメンテナンスを実施し、永くご愛用いただければと存じます。
この記事でご紹介させていただいた以外にも必ず取り扱い説明書はご確認くださいませ。