こんにちは!
ミライトスマイナビの吉澤です。
こちらのページではエコキュートの選び方について詳しくお話しようと思います。
リッター数がたくさんあったり、フルオートやフルオートでないもの、角型や薄型に・・・さらにはメーカーごとに水道直圧式やエコナビ等・・・
エコキュートをあまり知らない方にとってはメーカーのホームページを見てもわかりにくいのではないでしょうか?
このページを読めば、エコキュートの選び方がわかるようになり、各メーカーの比較をご自分でできるようになります!ではさっそく説明していきましょう!
選ぶポイント大きく4つ
選ぶポイントは大きく4つに分けます。
①給湯タイプ
②リッター数
③設置地域による違い
④設置スペースの違い
それではひとつずつ見ていきましょう!
その1 給湯タイプの違い
まず目に入るのがここではないでしょうか?
エコキュート は大きくわけてフルオートタイプ、オートタイプ、給湯専用タイプがございます。
フルオートタイプのエコキュート
フルオートは「湯はり」「足し湯」「保温」を自動でできるタイプ、リモコンから一度ボタンを押せば常に快適な入浴ライフをお楽しみいただけます。フルオートは蛇口からではなく浴槽の横からお湯が出てくるタイプになります。
オート・セミオートタイプのエコキュート
セミオートタイプはフルオートに比べ、「湯はり」のみが自動のタイプのことをいいます。
追いだき機能や自動たし湯、自動保温の機能はありません。
「たし湯」「保温」はご自身でリモコンから操作をする必要があります。湯温を上げたい場合は「高温さし湯」という機能がございます。
こちらもフルオートと同じく浴槽の側面からお湯が出てくるタイプの給湯システムです。最近は魔法瓶浴槽など、保温性能も上がってきていますので、湯温が下がっても気にされない場合はこちらで大丈夫、という方はイニシャルコストを抑えられるのでこちらも良いかもしれません。
給湯専用タイプのエコキュート
最後に給湯専用タイプのエコキュートについてです。
こちらはお湯はりも手動のタイプで浴槽の上に蛇口がついているタイプです。ご自身で蛇口を閉める必要がございますが、お湯はりの状況などをリモコンから教えてくれる機能がある場合がございます。
保温、追い焚きの機能がありませんがもっとも低価格なため、導入しやすいのがメリットです。配管工事などもオートタイプよりも少ないため、本体代だけでなく、工事費も安く済ませることができます。
その2 エコキュートのリッター数の違い
エコキュートを見てみると370Lや460L、550Lなど様々な容量のタイプをご覧になるかと思います。
エコキュートは空気を吸い込み熱を作るヒートポンプシステムと、水とお湯を貯めておくタンク部の2つがあります(背の高いほうがタンク)。基本的にエコキュートは”沸かしておいたお湯を使う”ため、タンクの貯水量が多ければ多いほど湯切れなく、大量のお湯をたくさん使うことができます。
つまり、家族の人数に合わせてリッター数を選ぶことになります。
主に基準となる人数が
約3~5人用:370L
約4~6人用:460L
約5~7人用:550L
となっております。
少々ややこしいのですが上記のリットル数は使えるお湯の量ではございませんので、ご注意ください。
「使用可能湯量」というものがあり、大体370Lですと700L前後、460Lモデルですと850L前後が目安となります。
人数についても開きがございますが、ここにも注意が必要です。エコキュートの給湯効率は気温に左右され、熱い地域よりも寒い地域の方が効率が悪くなる傾向がございます。そのため、例えば4人家族の場合は370Lと460Lが当てはまりますが、暖かい地域(沖縄など)の方は370L、寒い地域(北海道など)の方は460Lを選ぶことが推奨されているのです。
湯切れをできるだけさせないためにはご家庭やお住まいの地域に合わせたサイズ選びが重要、つまりサイズ選びを間違えなければ湯切れの可能性を抑えることができるのです。
ちなみに例えばスポーツがご趣味の方、ご自宅でのシャワーの回数が1日2回以上ではありませんか?
例え上記の人数だったとしても例えばご夫婦でお一人2回以上シャワーを浴びる場合などは人数の設定を一人分増やしてご選択された方が湯切れの心配もなく安心です。
人数だけでなく、そういったライフスタイルも考慮してお考えください。
来客が多い場合は上のタンク容量を選ばれることをおすすめしますが、各メーカー沸き増しという機能もあるので、たまにの来客や年末年始に人が集まる程度の頻度でしたら考慮しなくても対応できます。
ただし、沸き増しの場合は安い深夜電力以外で沸かすため光熱費がかさむこと、時間が必要なことをご考慮ください。
その3 設置地域による違い
エコキュートのメーカーホームページを見てみると「耐塩害地域仕様」と「寒冷地仕様」というものに気づくかと思います。 ざっくり、海が近ければ耐塩害、寒い地域なら寒冷地、というわけではなく基準があるのです。 さっそく説明していきましょう。
耐塩害地域仕様を選ぶ基準
塩害仕様では各メーカー日本冷凍空調工業会標準規格JRA9002に基づき表記しています。
潮風でも錆びないように防錆処理を施したエコキュートを耐塩害地域仕様と呼びます。ご自宅が耐塩害仕様を選ぶべきか、まず、設置予定箇所のエコキュートに”潮風が直接当たるか当たらないか”がポイントです。
直接潮風が当たらない場合(家や塀に遮られる)
内海(瀬戸内海など)から300m未満なら耐塩害仕様、300m以上なら標準となります。外海の300m未満の場合は耐塩害仕様では対応していませんが、500m~1kmの立地であれば耐塩害仕様でご利用いただけます。
沖縄や離島では500m以上離れている場合のみ耐塩害仕様でご利用いただくことができます。
直接潮風が当たる場合
内海から300m未満は耐塩害仕様では対応していません。300m以上500m未満なら耐塩害仕様となり、500m以上の場合は標準仕様でご利用いただけます。外海から500m以上1km未満の場合は耐塩害仕様でご利用いただけますが、500m未満では耐塩害仕様ではご利用いただけません。
つまり、沖縄や離島では直接潮風に当たる立地ではご利用いただくことはできません。
また、耐塩害仕様でもサビの発生に対して万全というわけではございません。各メーカーの注意事項やメンテナンス方法をよく読み、ご理解のうえ、ご購入ください。
寒冷地仕様を選ぶ基準
エコキュートには寒冷地仕様というものもございます。
各メーカー−25℃程度の寒さまで対応していますが、-20℃を下回る場合はタンク部を室内に置く対応が必要です。他にも積雪の対策としてヒートポンプユニットを高いところに設置するなどの配慮が必要となるため、工事費もかさんでしまいます。
大まかに、当店の基本工事費込みの商品に+2~5万円程度追加されます。
もともとエコキュートは外気の熱を圧縮し、高温にして熱湯を作るものですので、外気温が低い地域では熱効率は悪くなってしまうことをご留意ください。
その4 設置スペースの違い
各メーカーのエコキュートを見ていると通常のエコキュートと形の違う薄型タイプ、その他のコンパクトタイプなどのエコキュートがあることに気づくかと思います。
設置スペースをしっかりと確保できる場合は通常の角型で大丈夫ですが、設置スペースが狭小地となり角型の設置が困難な場合は薄型のエコキュートを選びましょう。
また、マンションなど、給湯用のスペースに設置する場合はコンパクトタイプなどの小さいものがそれ用にあたります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
エコキュートの選び方はご理解いただけましたか?これで各メーカーを見比べることができますね。
もちろんミライトスマイナビにお電話いただければ選び方についてアドバイスすることも可能です。
下のお電話番号か、こちらのお問い合わせフォームからご相談ください。
エコキュート業者に困ったらミライトスマイナビへ相談!!