蓄電池

EP Cubeで家庭用蓄電池に参入!カナディアンソーラーってどんなメーカー?企業の歴史から機器まで徹底解剖!

太陽光発電や蓄電池と聞くと、国内メーカーを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、国内の有名メーカーに引けを取らない知名度、そして優れた性能を持った製品をラインナップしている海外メーカーがあります。
それがカナディアンソーラーです。
カナディアンソーラーは日本での歴史も長く、実はかなりの実績を持っています。
ここでは、カナディアンソーラーの太陽電池メーカーとしての歩みから、各製品の特徴や企業としての将来性まで掘り下げて詳しく解説していきます。

カナディアンソーラーの歴史

太陽光発電業界ではここ数年で設立された新興企業も少なくないですが、カナディアンソーラーは歴史のある老舗メーカーです。まずはじめに、カナディアンソーラーが太陽光発電やエネルギー関連の事業において、これまで歩んできた道筋を紐解いていきましょう。

創業からの歩み

カナディアンソーラーは、2001年にカナダのオンタリオ州で設立されました。
2002年から商品供給を開始し、設立から5年後の2006年にはNASDAQに上場しています。
太陽電池をシリコンインゴットからウェハー、セル、モジュールまで一貫生産する強みを活かし、高品質・低コストを武器に実績を積み上げてきました。
さらに、生産だけでなく研究開発にも力を入れ、2019年には多結晶セルで、そして翌年の2020年にはn型多結晶シリコン太陽電池セルでと立て続けに変換効率の世界記録を樹立しています。
近年では、2024年に国際的なマーケットリサーチ機関”EUPDリサーチ”によるアメリカPVトップブランド賞も受賞しています。
このように、カナディアンソーラーは創業から20年以上に渡って、太陽光発電のトップランナーとして業界を牽引してきた存在です。

また、日本国内においては、2009年に日本法人カナディアン・ソーラー・ジャパンを設立し、15年以上も太陽光発電および蓄電システムを販売しています。
2019年には太陽電池モジュールのシェアで国内出荷量第2位の座を獲得しており、海外メーカーながら日本の太陽光発電業界でも知らないものはいません。
実際に2018年3月には住宅設置累計100,000棟を達成、そして2024年3月に累計190,000棟達成と、日本の住宅市場でも幅広く利用されています。

成長過程での主な転機や業界に与えた影響

カナディアンソーラーは、現在では太陽光発電業界の重鎮とも言えるポジションにいますが、その成長にはどのような軌跡があったのでしょうか。
ここでは、カナディアンソーラーが成長していく過程で迎えた主な転機や、業界内に与えた影響について深掘りしていきましょう。

グローバル市場への進出

カナディアンソーラーが大きく成長していく上で重要だった戦略の1つが、グローバル市場への進出です。
カナディアンソーラーは世界24カ国以上に小会社を有し、これまで160カ国以上で110GW以上の太陽光発電モジュールを出荷しています。
日本の太陽光発電導入量が2012年度から2022年度の11年間で65.5GWということを考えると、110GW以上という出荷実績がどれほどすごいものかわかるでしょう。
また、海外拠点は世界各地に30カ国以上に広がり、製造施設はアジアと南北アメリカに20カ所、従業員は20,000人以上にものぼります。
カナディアンソーラーの全世界での運営方針は、「International by local」、すなわち、現地の運営でのグローバル化です。
現地の人材を育て、現地にあった戦略を構築、長く運用できる土壌を整え定着させることで成し得た成果と言えるでしょう。

業界内での地位確立

カナディアンソーラーは、太陽光発電の業界内で確固たる地位を確立しています。
太陽光電池モジュールの出荷量においては世界で第5位に位置しており、世界的にも有数の太陽電池モジュールメーカーであると言えるでしょう。
さらに、中国勢を除けば世界シェアはNo.1で、次点のHanwha Solutionsの2.7%の2倍以上と圧倒的なシェアを誇っています。
安価なモジュールで中国や韓国の企業が台頭し始めている昨今、上位をキープし続けられているのはやはり長年の実績を裏付けとした企業力の高さが伺えます。

出典:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「世界の太陽電池モジュール生産量メーカー別(2022年)

2024年世界で最も信頼できる企業ランキング第1位

ニュースウィーク誌の「2024年 世界で最も信頼できる企業ランキング」において、エネルギー&ユーティリティ部門で最も信頼される企業に選ばれました。

このランキングは、透明性や信頼性、持続可能性への取り組みが評価された結果です。調査は23の産業セクター・20カ国にわたる企業を対象に、23万件以上のデータを基に作成されました。カナディアン・ソーラーは、顧客や投資家、従業員からの高い支持を得ています。

コーポレート・シニア・バイスプレジデントのトーマス・コーナー氏は、「クリーンエネルギーへの移行が進む中、信頼と品質を基盤に、最高水準の製品を提供し続けます」とコメント。今回の受賞は、同社の揺るぎない姿勢を象徴するものと言えるでしょう。

高品質な太陽光発電と蓄電池製品で築き上げた信頼は、カナディアン・ソーラーが世界中で支持される理由そのものです。今後も再生可能エネルギーの未来を担う企業として注目が集まります。

2024.10.16:カナディアン・ソーラー、ニュースウィーク「2024年世界で最も信頼できる企業ランキング」のエネルギー&ユーティリティ部門で第1位に選出

蓄電池の販売開始と技術革新

太陽電池モジュールメーカーとしての地位を揺るぎないものにしたカナディアンソーラーは、その知見を活かして蓄電池事業にも参入しています。
日本でも2024年から家庭用蓄電池の販売をスタートしており、市場からの注目度も高いです。
ここでは、カナディアンソーラーが販売している蓄電池について、具体的な製品ラインナップ、モデルごとの特徴について詳しく解説していきます。

カナディアンソーラーが展開する蓄電池製品について

カナディアンソーラーが展開している蓄電池製品は、大きく2つのモデルがあります。
1つが家庭用の蓄電池「EP-CUBE」、もう1つが産業用の蓄電池「SolBank」です。
それぞれの蓄電池の特徴や基本的な仕様を把握していきましょう。

EP-CUBE(ハイブリッド型 全負荷タイプ)

カナディアンソーラーの「EP-CUBE」は、スッキリとしたデザインが目を引く家庭用蓄電池です。
見た目はもちろんですが、性能的にも優れたEP-CUBEの主な特徴は次の7つ挙げられます。

  • 蓄電容量は6.6/9.9/13.3 kWhの3種類から選択可能
  • パワコン一体型なので設置スペースはわずか
  • ハイブリッド型全負荷タイプ
  • 高い変換効率と耐久性
  • 専用アプリで管理可能!
  • 4つの運転モード
  • リン酸鉄系リチウムイオン電池を採用

蓄電容量は6.6/9.9/13.3 kWhの3種類から選択可能

EP-CUBEは、6.6kWh、9.9kWh、13.3kWhと3種類の蓄電容量をラインナップしています。
蓄電池は蓄電容量で使い方も価格も変わってくるので、自分に合ったモデルを選べる点が非常に嬉しいです。
特に、蓄電池に必要な蓄電容量は導入する家庭によって変わります。
普段の電力の使い方、停電時にどれだけ電力が必要になるのか、太陽光発電の有無やその出力など、最適な蓄電容量は人それぞれです。
蓄電容量が多すぎても少なすぎても困るので、EP-CUBEのように小容量から大容量まで柔軟に選べるのは大きなアドバンテージといえます。

パワコン一体型なので設置スペースはわずか

パワコン一体型になっており、設置スペースがわずかで済む点もEP-CUBEのメリットと言えます。
パワコン(パワーコンディショナー)は、蓄電池の電力を自宅で使えるように、そして蓄電池に充電できるよう電力を変換してくれる機器です。
蓄電池によっては、パワコン本体が蓄電池とは別で用意されている製品もあります。
そうなると、蓄電池の設置スペースに加えてパワコンの設置スペースも確保する必要が出てきます。

えこぺんくん

EP-CUBEはパワコン一体型でとってもスマートなので、設置スペースにそこまで頭を悩ませることはないぺん!

こちらはカナディアン・ソーラー公式のYoutubeチャンネルにて紹介されている設置事例です。
非常にスマートな見た目で住宅の景観を損なわないことが分かります。

ハイブリッド型全負荷タイプ

EP-CUBEは、ハイブリッド型全負荷タイプを採用しています。
ハイブリッド型、全負荷タイプそれぞれにメリットがあるので、1つずつ確認していきましょう。
まずハイブリッド型は、太陽光発電のパワコンと蓄電池のパワコンを1台で兼用できる蓄電池のこと、つまり太陽光発電と蓄電池で個別にパワコンを設置する必要がなく、設置スペースが省スペースで済みます。

次に、全負荷タイプですが、蓄電池には全負荷タイプの他に特定負荷タイプがあり、それぞれ停電時に電力を使える範囲が異なります。
特定負荷タイプは停電になった時、あらかじめ設定している特定のエリア・部屋でしか電気が使えません。
一方の全負荷タイプはそのような制限がなく、停電時に自宅のどの部屋でも電気が使えます。
蓄電容量に限りはありますが、普段と同じように電力が使えるので非常時の備えとして非常に心強く安心です。

高い変換効率と耐久性

太陽光発電の電力変換効率は96%と、EP-CUBEは太陽光発電のパワコンとしても変換効率が非常に高いです。
さらに、ハイブリッド型のEP-CUBEは、通常の蓄電システムと比べて太陽光発電の電力を高い変換効率で充電できます。
なぜなら通常の蓄電システムは、太陽光発電と蓄電池のパワコンで1回ずつ、合計2回の変換が必要になるからです。
変換するたび電力は変換ロスが発生するので、その回数はできる限り少ない方が効率的な電力利用につながります。
EP-CUBEは、ハイブリッド型でパワコンが1台、つまり変換回数が1回なので変換ロスが少ないというわけです。
また、耐久面でもIP65の防水・防塵等級に加えて、-20℃まで動作が可能と十二分な性能を有しています。

専用アプリで管理可能!

EP-CUBEには専用アプリ「EP CUBE APP」があります。
専用アプリでは、太陽光発電の発電量や自宅での消費電力量の確認が可能です。
さらに、台風などの悪天候時には蓄電容量を確保するよう通知もしてくれるので、より便利で安心に蓄電池を使えます。

4つの運転モード

EP-CUBEの運転モードは4つ用意されており、状況に応じて蓄電池の電力を効率的に使えるようになっています。
それぞれの運転モードの特徴は、次の通りです。
普段は蓄電優先モード以外の3つの運転モードから好みのものを選び、非常時には蓄電優先モードに切り替えて使うのが良いでしょう。

運転モード概要
蓄電優先モード停電に備えて常に蓄電池をフル充電して待機するモード
グリーンモード太陽光発電の余剰電力を充電して、グリーンエネルギーを最大限に活用するモード
スマートモード太陽光発電の余剰電力+割安な深夜電力を充電して、節約も自給も両立させるモード
売電モード太陽光発電の余剰電力は優先して売電に回して、充電は割安な深夜電力で行うモード

リン酸鉄系リチウムイオン電池を採用

EP-CUBEの電池には、安全性の非常に高いリン酸鉄系リチウムイオン電池が採用されています。
スマートフォンやパソコンでよく利用されている従来のコバルト系リチウムイオン電池と比べて、安定性が高く過熱状態になりにくい特性があります。
そのため、火災や爆発などの危険性が少ないです。
また充放電できるサイクル回数も多く、長寿命となっています。
実際にEP-CUBEの保証期間も15年となっており、長期で安全に使っていける蓄電池です。

仕様

型式EP CUBE
HES-JP1-606G
EP CUBE
HES-JP1-610G
EP CUBE
HES-JP1-613G
蓄電池蓄電池公称容量6.6kWh9.9kWh13.3kWh
蓄電池最大出力3.0kW5.0kW5.9kW
太陽光発電MPPT回路数4
定格入力電圧360V
最大入力電圧450V
最大入力電流16A /回路×4
最大短絡電流20A /回路×4
変換効率96%
相数単相3線式
変換方式自励式電圧型電流制御方式
その他外形寸法600 × 1006 × 243mm600 × 1221 × 243mm600 × 1436 × 243mm
質量112kg147kg182kg
防水防塵等級IP65
動作音30db未満
動作温度-20℃〜45℃
保証15年

当店の設置事例

こちら、当店の設置事例のご紹介です。ぜひご覧くださいませ。

産業用大型蓄電池SolBank

カナディアンソーラーは、家庭用蓄電池に加えて産業用の大型蓄電池「SolBank」もラインナップしています。
Solbankの特徴は、モジュールタイプになっているので、並列に接続してニーズに合わせて蓄電容量を自由に拡張できる点にあります。
さらに、201 kWh/㎡とエネルギー密度が高く、シンプルな設計でコンパクト化を実現しているため、省スペースで設置が可能です。

加えて、電池を含んだすべての部材を工場で組み上げて出荷するので、輸送コスト・設置コストを圧縮することにも成功しています。
また、EP-CUBEと同様に、リン酸鉄リチウムイオン電池セルを採用しているので、長寿命で安全性の高い蓄電池です。
そして、熱拡散防止技術や火災検知、熱暴走監視システムなどを多段階に設けることで、更なる安全性向上も図っています。
SolBankには3つのバージョンがあり、最新の3.0ではさらに高性能な蓄電池へと進化をしています。
3.0の詳細な性能は、下記でまとめた表で確認できます。
また、大型のSolBankとは別個に、「KuBank」というコンパクトで大容量の新たな産業用蓄電池もラインナップに加わっています。

仕様

型式CSI-SolBank-S-5016-2h-EUCSI-SolBank-S-5016-4h-EU
電池技術リン酸鉄リチウムイオン(LFP)
電池パック構成1P104S (104 Cells)
電池ラック構成1P416S (4 Packs)
電池システム構成12P416S (12 Racks)
DC電圧(公称)1331.2 V
DC電圧範囲1164.8 V~1497.6 V
定格DC電力2350 kW1200 kW
実効容量(FAT)4700 kWh4800 kWh
充電/放電モード0.5 P/0.5 P0.25 P/0.25 P
充放電時間@定格電力2 時間4時間
充放電効率(RTE)93%94%
熱管理システムバッテリーシステムの液体冷却/加熱、電気部品の空冷および湿度制御
補助バックアップ電源2時間容量のUPS搭載
動作温度範囲(周囲)-30 °C〜55 °C(45℃~55℃はディレーティング有り)
相対湿度≤ 95% (結露なきこと)
筐体20ft. high-cube container
外形寸法(L x W x H)6,058mm x 2,438mm x 2,896 mm
重量(電池含む)38,200 kg
高度< 2000 m(2000 m ~ 4000 mはディレーティング有り)
コンテナ防塵防水保護等級IP55/NEMA 3R

技術的な強み

カナディアンソーラーの蓄電池における技術的な強みは、やはり自社製造のリン酸鉄リチウム電池を採用した産業用大容量蓄電システム「SolBank」でしょう。
これまでSolBankで多くの実績を積み重ねてきており、アメリカやカナダ、イギリス、中国などで2.7GWh以上の蓄電池ソリューションを展開しています。
完全自動化の生産施設が2箇所あり、年間生産能力は10GWhに達する見込みと、その成長は現在進行形で続いています。

CATLとの提携による技術革新

CATLとの蓄電池分野における提携も、カナディアンソーラーの蓄電池技術を裏付ける1つの大きな要因といえます。
カナディアンソーラーは、2021年にCATL(寧徳時代新能源科技)と蓄電池関連の再エネ技術分野で包括的に協力する戦略的提携を結んでいます。
CATLは中国の企業で、世界最大の電池メーカーです。
SNEリサーチによると、2020年の世界の電気自動車の搭載バッテリー資料量ランキングで4年連続1位となっています。
そんなCATLとの蓄電池分野での提携したことが、カナディアンソーラーの蓄電池開発を飛躍的に向上させるきっかけになったと言えるでしょう。

カナディアン・ソーラー太陽光発電パネルの仕様と特徴

カナディアンソーラーといえば、太陽光発電パネルが事業の柱です。
ここでは、カナディアンソーラーの主力となる太陽光発電パネルの仕様と特徴を、各モデルごとにチェックしていきます。

モデルの一覧

カナディアンソーラーが販売している太陽光発電パネルは、大きく住宅用と産業用の2つに分かれます。
その中で、住宅用、産業用いずれもラインナップしているのが、最新モデル「TOPHiKu6シリーズ」です。
産業用では「TOPHiKu6シリーズ」でも、通常のパネル、両面発電ができる2種類のパネルが用意されています。
カナディアンソーラーでラインナップしている太陽光発電パネルの主要な性能を、モデルごとのメインモジュールでまとめた一覧が次の表です。

TOPHiKuシリーズ(公式ホームページより引用:https://csisolar.co.jp/tax_products/module/

住宅用産業用
シリーズ名TOPHiKu6HiKu6TOPBiHiKu6TOPBiHiKu7(両面)
型式CS6.2-48TM-450CS6R-410MSCS6.2-66TB-610/615/620CS7N-700/705TB-AG
最大公称出力450W410W620W705W
モジュール変換効率22.5%21.0%23.0%22.7 %
外形寸法1,762mm×1,134mm×30mm1722mm×1134mm×30mm2,382mm×1,134mm×30mm2384mm×1,303mm×33mm
質量21.3kg21.3kg32.8kg37.8kg

主力モデル一覧

次の表は、カナディアンソーラーの主力モデル「TOPHiKu6シリーズ」の主要な性能をまとめたものです。
ここでは、住宅用のモデルに着目して、その性能・特徴を解説していきます。

型式CS6.2-48TM-450CS6.2-36TM-335CS6.2-32TM-300
公称最大出力450W335W300W
モジュール変換効率22.5%22.1%22.2%
外形寸法1,762mm×1,134mm×30mm1,334mm×1,134mm×30mm1,762mm×767mm×30mm
質量21.3kg16.3kg14.7kg
積雪荷重5,400Pa
風圧荷重2,400Pa

「TOPHiKu6シリーズ」の1つ目の特徴は、出力・変換効率ともに業界でもかなりの高性能である点です。
具体的には、公称最大出力がメインモジュールで450W、変換効率は22.5%となっています。
これは、「TOPHiKu6シリーズ」でN型TOPCon(トンネル酸化膜パッシベーションコンタクト)を採用しているためです。
P型よりも発電効率の高いN型半導体なので、モジュールサイズを抑えつつ出力と変換効率の大幅な向上を実現しています。
また、長方形Nタイプ単結晶セルとトップコン層の形成で発電効率を改善し、優れた温度特性と低初期劣化性能を持ち合わせた高性能セルとなっています。

2つ目の特徴が、3種類のモジュールサイズの組み合わせによる配置バリエーションの多さです。
「TOPHiKu6シリーズ」は、メインモジュールに加えてコンビネーションモジュールを2種類、合計3種類のサイズのパネルを用意しています。
これにより縦横いずれも細かやかな寸法の調整ができるようになり、どんな屋根の形状やサイズにも柔軟に対応してパネルの配置が可能です。

えこぺんくん

「あと少しでもう1列、もう1段載せられる」という場合でも、コンビネーションモジュールでちょうどその隙間を埋めて最大限に屋根面を活用できるぺん!

カナディアンソーラーの強みと競合分析

カナディアンソーラーの太陽光発電パネルのモデルとその特徴がわかったところで、その強みや競合との関係を分析していきます。
日本、そして世界で広くカナディアンソーラーが使い続けられる理由はどのような点にあるのでしょうか。

他社と比較した強み

カナディアンソーラーの太陽光発電パネルを他社と比較した時に、大きな強みとなってくるのはコストパフォーマンスと長期保証です。
それぞれ詳しく解説していきます。

コストパフォーマンス

カナディアンソーラーの太陽光発電パネルの強みといえば、なんといってもコストパフォーマンスでしょう。
世界の太陽電池モジュール出荷ランキングで常に上位に位置しているため、スケールメリットを活かしてコストを安く抑えることができます。
国内メーカーと比べても、比較的安価に購入できるケースが多いです。
一方で出力・変換効率いずれをとっても高性能なパネルなので、非常にコストパフォーマンスに優れた魅力的な製品と言えます。

長期保証

保証が長期間である点も、カナディアンソーラーの太陽光発電モジュールの大きな強みの1つです。
太陽電池モジュールの出力保証は30年、製品保証も25年と業界最大級の保証期間が設定されています。
このような長期保証が実現できているのは、性能に自信があるからこその裏返しに他なりません。
さらに、災害補償も用意されており、出力保証や製品保証でカバーできない台風や落雷などの自然災害による損害の補償にも対応しています。
有償とはなりますが補償期間は10年なので、出力保証や製品保証と組み合わせるとより安心です。
また、サポート面も充実しており、日本国内でも365日のコールセンターがあります。
日本でのシェアが高く海外での実績も十分なので日本市場からの撤退リスク等も低く、安心して太陽光発電ライフを送れるでしょう。

市場シェアと将来性

最後にカナディアンソーラーの市場シェアと、企業としての将来性について語ります。
太陽電池モジュールの市場シェアでは、ロンジソーラーやジンコソーラーなど中国メーカーに次いで世界5位で、今後も十分に成長を期待できるメーカーです。
さらに、蓄電池市場や再生可能エネルギープロジェクトへの積極的な参入によって、持続可能なエネルギー市場での存在感も強めていっています。
メガソーラーの開発ディベロッパーとしてのビジネスを開始し、事業展開の広がりは目を見張るものがあります。
このほか、研究開発部門に595人の研究者を抱え、世界中で2,134件の特許を取得するなど研究開発にも余念がありません。
生産・研究・販売・運用の広い分野で、これからもエネルギー業界を引っ張っていく存在として、カナディアンソーラーの名を聞かない日はないでしょう。

まとめ:信頼と安心の実績に将来性も兼ね備えたカナディアンソーラー

カナディアンソーラーは、20年以上も太陽光発電業界でトップを走ってきた太陽電池メーカーです。
世界での高いシェアはもちろん、日本でも広く利用されており、まさに信頼と安心の実績を持ち合わせた一流メーカーといえます。
さらに、近年は太陽電池だけでなく蓄電池「EP-CUBE」でも注目を集めており、その勢いは止まることを知りません。

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